60.春の足音

TLTSA60

あんなに心配していたのに、拍子抜けするような天気(昨日から大雪の予報が出ていた)。東京は快晴。青空が広がっている。
考えていた道のりとは違うけど、山種美術館へ行き、『伊藤若冲 生誕300年記念 ゆかいな若冲・めでたい大観 ―HAPPYな日本美術―』展を観る。というのも、昨日のうちに、薄曇りの中、家に引きこもっていると気が滅入るから、明日もしも雪が降ったとしても、歩いていける距離にある山種美術館には行こうと決めていたのだ。

展示は、若冲と大観で半分ぐらい、他に奥村土牛や川合玉堂などの絵も。歌川国芳の作品は展覧会後期に展示するらしく、観ることはできなかったのが残念(近いからもう一度来ればいい)。売店で絵葉書数枚と国芳の猫シールを購入。カフェで和菓子とお抹茶をいただいて帰る(ピンクの器と抹茶の緑の彩りが綺麗)。

家に帰ってからも今日は一日中、太陽の陽が差して、エアコンを切って過ごしたほど暖かかった。全国的には大雪だというのに、なんだか東京都民だけ、ぬくぬくと過ごして申し訳ないみたい。夕方、カーテンを閉めるとき、17時半なのにまだ遠く西に太陽が見えて、ついこの間まで17時には真っ暗だったのに、日が延びているんだなあ、と気づかされる。春が近づいている。