20.悪い癖

TLTSA20

切り絵作家Mさんと打ち合わせ。昨夜もS社編集者Sさんとの約束があり、打ち合わせが続いている。明日の予定は建築家のMさんとのミーティング。翌々日は・・・もういいか。

丸一日ひとりで家にいたいという願望がある一方、一日一回ぐらいひとに会って話さなければ不健康だという気持ちもある。病院の先生は何かスポーツを、できなければ散歩を、と促すけれど、散歩はともあれジムに入会する心の余裕がいまの私には全くない。打ち合わせをこなすだけでもうへとへと。仕事も背負子に積まれた薪のよう。加えて、体力が追い付かず、以前のように所用を要領よく片付けられないことに感じるもどかしさ。他に気がかりなのは広東語をお休みしていること。ただでさえ覚えの悪い私なのに、折角覚えたことも、このままではどんどん忘れてしまいそうで怖い。そして学校の勉強も。

なぜだろう、今日は焦っている。緊張しているのか、この頃、早起きの度を超え始めているような気もするし(午前四時半とか)。そんな気持ちをTさんに打ち明けると、「大丈夫、普通のひとでもそういう気持ちに襲われることはあるから」と慰められた。
確かになんでも病気と結びつけてしまうのは悪い癖。マイペースが自分の長所だとするならば、せめてその長所だけでも守っていかなければ。
落ち着いて。落ち着いて。誰も私を急かしてなどいないのだから。