37.大人の愉しみ

TLTSA37

今日は、一日かけて、ショップに出すサプライズボックスを作っていた。ハサミで切ったりノリで貼ったり、コピーにかけたり、そういう作業が私は大好き。一日机に向かっていても飽きることがない(原稿書くのは飽きるけど)。結局、65個ぐらい作ったかな。でも、これ以上は作りません。これ以上作ると自分がしんどくなっちゃうから。楽しいな、ぐらいでやめておくのが物作りを続けるコツ。だから、サプライズボックスは3種合計65個の完全限定盤ということですね(中にコンピレーションCDが入っている)。というか、Tシャツやマグカップみたいに版下を業者に入れたら無限に作れる、みたいなものにはそんなに興味がないのです。ひとつずつ違う、とか、自分の手を動かすのが好き。そして、開けた瞬間にワーッと盛り上がって、その後、わりとどうでもよくなるものが好き。ポテンシャルを作るのが好きと言えるかもしれません。

夜は、公開当時から駄作駄作と言われた挙句、3週で打ち切られた実写版『ガッチャマン』をDVDで観た(あまりにひどい言われようなので逆にずっと観たかった)。で、やっぱり笑っちゃうほどひどかった。真面目に演技している俳優さんが可哀相になったもん。ドラマも松坂桃李と綾野剛と突然登場したナオミという女(誰?)の三角関係物になっていて、子供の頃リアルタイムでアニメを観ていた私は、これ、ガッチャマンじゃないじゃん・・・と。でも、岸谷五郎の南部博士のコスプレも面白かったし、少し前に観た『共喰い』でウォーッと大声をあげながら射精(?)しているシーンがあまりに強烈だった光石研がカークランド博士という役名で出て来たり(カークランドって顔じゃないよ!)、まるまる笑えたからいいか、という気に。ひどいけど面白い、面白いけど二度は観なくていい映画『ガッチャマン』。要するに、今日、私はボックスづくりと『ガッチャマン』を観ることしかやっていないということです。